by aroma-salon
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実はずっと前から気になっていることがあります。
クレンジングの話題となると必ず一度はあがる、「オイルクレンジングは是か非か?」という問題です。 最近では佐伯チズさんのような有名美容家も「オイルクレンジングはNG!!」と記したりされているので、ますます「オイルクレンジング=NG!」という固定観念が植え付けられようとされている気がします。 でも、本当に、オイルクレンジングはNG! なのでしょうか? オイルクレンジングがよくないとされる理由は、大きく2つあります。 【1】 オイルの成分が毛穴に詰まるからよくない 毛穴に詰まって呼吸を妨げる、毛穴拡大につながる、などが理由にあげられています。 【2】 お肌の必要な油分までとってしまうから、よくない ぷるぷるお肌は「皮脂」に包まれているのですが、ぷるぷるお肌のための油分までとってしまうので、ガサガサお肌の原因になる、というのが主な理由のようです。 ・・・たしかに、毛穴につまったり、必要な油分まで落としてガサガサお肌になったりしては、困りますよねー。 でもね。 毛穴につまるのは、ミネラルオイルだとされています。 ミネラルオイルは毛穴に詰まるし、お肌の上に残っていると油焼けの原因(つまり、シミなどの元、ですね)になるので、たしかによくないんんです。 そのわりに、一般的な化粧品には乳液にも、ファンデーションにも、平気でじゃんじゃん使われているのが気になるところですが。。。 「天然のオイル」と一口に言ってもいろんな種類があるので、必ずしも「天然なら大丈夫!」というわけではありませんが、天然のオイルの中には私の大好きなスクワランのように分子(成分の大きさ、ですね)が小さく、またほとんど酸化しない(油やけしない)ものもあったりするんですね。 そんなオイルでのクレンジングだったら、 「毛穴には詰まらない、油やけしない、そしてお化粧はよく落ちる」 と、理想的なクレンジングになるハズなんですが。。。。 そして、「必要な油分まで奪ってしまう」こと。 この可能性は、たしかに否定できません。 でも、これまた少し「でも、でもっ!」と反論したいんです。 みなさん、「オイルのみ」でお化粧を落としてみたことがありますか? 洗い流してもベタベタで、とてもそのままではいられない状態になると思うんです。 多くの日本女性がそうしているように、かならず『Wクレンジング』として、『洗顔』が必要になるはずなんですね。 ちまたで「オイルクレンジング」として販売されているものの大部分は、「オイル」と「洗顔」が同時にできるようになっています。つまり、問題点は「オイル」ではなく、「オイルを完全に落とそうとする洗顔素材」ということではないでしょうか? 逆に言うと、今問題となるべきは「洗顔素材」なわけで。。。 たしかに「“皮脂+(クレンジング)オイル”を落とすために“強力な洗顔素材”を使わなければならない」という可能性はあると思います。 でも、いろいろな洗顔材料を試した方はおわかりのように、普通の洗顔材料の方が洗い上がりに肌がつっぱったり、異常にスッキリしたりすることは多々あるので、一概にクレンジングオイルだけを悪者にするのは、理論的に成り立たないような気がするのですが。 そして万一、必要な皮脂まで取りすぎてしまうのであれば、与えてやればいいんだと思うんです。 「ムリヤリはがして、ムリヤリ与える」 が続くと、お肌自身がコントロールできなくなる、という可能性は理解できますが、先の洗顔素材のことなども考慮すると、「なにがダメ!」というよりは、いかなるお手入れも「きれいに落として、すぐに水分・保湿(つまり、油分ですね)を与えて整える」というのが、基本になってくると思うんですよね。 こう考えていくと、オイルの成分や素材の詳細まで言及せず、ひとまとめにして「オイルクレンジングはNG!」と言われてしまうのは、私としては少し抵抗があります。 これはあくまで私の個人的な持論なんですが、みなさんは、どう考えられるでしょうか?
by aroma-salon
| 2006-06-21 16:57
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