by aroma-salon
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今日は病室でアロマトリートメントをさせていただきました。 お客様は、私と同い年の女性。 私が病室でアロマトリートメントを施術させていただくときは末期ガンの方を対象としていることがほとんどで、「若い方」といっても60代ぐらいなので、初め、カルテを見間違えたのかと思ってしまいました。 生まれて初めてのフェイシャルだったそうで、 「気持ちよかったー!」 「顔のあちこちにあった変なシワがなくなったー!」 「つやつやー! 全然違う~! やっぱり、プロは違うわ~!」 とすごく喜んでくださって、私も本当に嬉しくなるのですが、 「もっとやっとけばよかったー!」 とのお言葉に、ちょっと、胸が詰まる想いがします。 病室での施術を依頼された方の大半はその施術が「生まれて初めてのエステ」であることが多く、とても喜んでくださいます。 中にはとても気に入って、体調がすぐれないにもかかわらずすぐに次のご予約を入れてくださって、2回目の施術の翌日に亡くなった方もおられます。 施術はご家族や看護師さん等と相談させていただいて体調に合わせて行わせていただくのですが、その方の場合は、体調がおつらそうだったので手足を軽くトリートメントするだけだったのですが、それでも「フェイシャルもやってほしい」と希望され、お顔も負担のない程度に軽くさせていただきました。 その翌日の訃報。 ご家族の方にも「本当に母は気持ちよさそうな表情で逝くことができてありがとうございました」と言っていただき、ご本人にも命が絶える直前ま体感していたいと思っていただけるようなサービスを提供できることはとても幸せなことだと思うのですが、「もっと早く体験していただいていたら、もっと幸せな時間をたくさん過ごしていただけたのになー」と残念な気持ちがいつも残ります。 そして、わが身を振り返っても、「もっとこうしておけばよかった~!」という悔いのない人生を過ごさなければ、といつも思うのです。 命はやがて必ず絶えるものなので、与えられた時間を大切に過ごさなくちゃなー、と思います。 ------------ 「人生は楽しむためにある。夢は叶えるためにある」 私の自作の座右の銘です。 いろいろあるけど、楽しみましょ♪ by Aroma Dolphin
by aroma-salon
| 2013-09-04 21:34
| こんなこと、ありました。
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